2019年1月6日試合決定/志朗ジム試合前レポート

TEXT&PHOTO早田寛 Hiroshi Soda

2018年年末、11月18日のライズ両国大会で工藤政英(新宿レフティージム)に判定勝ちした志朗は、すぐにタイに戻り次の試合の調整に入っている。

新春1月6日、ギャットペットプロモーション・チュン代表の誕生記念興行への出場が決まったためだ。 午後練習では、ミット、蹴り5ランド、パンチ3ラウンド、ローキック2ラウンドと、各技をミットに叩き込んでゆくが、
ギャットペットジムの特徴として、打撃の合間にいきなり腕立て伏せや、腹筋などの筋力トレーニングを織り交ぜたミット練習であり、
打撃の練習なのかサーキットトレーニングなのか見分けがつかないほど補強運動を混ぜたミット練習だ。

ムエタイの試合は、試合前半から中盤にかけて徐々に試合ペースを上げてゆき、後半戦で相手に差をつけて勝敗が決まることが多い。それも打つ蹴るの動作よりも、組み合って膝蹴りを出し合い体勢を競い合う攻防が案外と多いのだ。
だからか、ただ打つ、蹴るだけのトレーニングよりも、こうした打撃の合間に筋トレーを織り交ぜ得るミットで、後半戦に強い身体作りに直結したトレーニングができる。そんなギャットペットジムのトレーニングは、先日のライズ参戦で生かすことができたのだろうか。

志朗選手にライズルールで闘った感想を聞いてみた。

『このまえは久々に東京で試合ができて嬉しかったです。肘無しの3ラウンド戦、ライズルールという事で、はじめは違和感はありました。
首相撲は無し、一瞬のつかみだけ。ほぼパンチ主体の打撃だけ。まるでボクシングのスパーリングの様で、相手の技をカットしている暇もないくらいでした。
だけど、もどかしさがある中で徐々に対応できるようになっていきました。
ムエタイは、まず相手の攻撃をカットしてから自分の攻撃に繋ぐけど、ライズルールでは常に相手を攻めていたので、攻撃重視の競技なんだと改めて実感しました』
という事だ。志朗は日本のプロデビュー戦前の15歳で初めてタイのリングに上がったが、以降も日本とタイの試合を併行して闘っている。

志朗が、よく口にする『タイだけで勝てても意味がない。どこの国でも勝てる選手じゃないと強い選手とはいえない。』という言葉からも、
志朗が求めている強さの意味というのが分かる。
那須川天心と闘った、ロッタンが良い見本ともいえるだろう。ルールに惑わされることなく、最後まで勇敢に打ち合いを見せてくれた。
判定で敗れたものの、那須川天心と互角に打ち合えた事で、ムエタイトップ戦線のレベルというのをみせてくれたのではないだろうか。

だが、ロッタンにしても、タイでは一選手に過ぎないのだ。志朗が食い込もうとしているムエタイトップ戦線は、そんなレベルの高い場所だ。さて今回の相手だが、それまで7chのランカーで、7chのトーナメント優勝経歴もある、ローグン・ダプランサラカームとの試合が決まっていたが、ローグンの練習中の怪我で急きょ対戦相手の変更があった。

新たにペットサムレット・オーボート―ノンヤントイとの試合が組まれた。元ワンソンチャイ系の選手でラジャのランカーだった選手だ。
志朗が9月にルンピニーで負けたペットアッサウィンに10月に勝利しているという強敵だ。

今回、志朗はいつもより体重の重い124P(56.2㎏)の契約体重での対戦となるが、
年末年始で同体重での選手も少なくなる時期であり、3月のライストーナメントまでタイで一回でも多くの試合を消費したかった志朗はこの試合を受ける事にした。
志朗は、ルンピニーテレビマッチの常用選手であり、今後もタイ現地で名前を売ってゆくためには、現地で一回でも多く勝たなければならない。もうあと1、2回勝てばタイのランキングに入るところにおり、一戦一戦気が抜けない状態だ。
3月のライズトーナメント一回戦までに、タイで数戦をこなし、さらに経験値を積み、日本でのトーナメントに臨めることだろう。

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試合は、アマリンTVにてタイ全土に生中継されます。

試合時間は、日本時間の20時20〜22時10分を予定しています。志朗の出場は第2試合目となり、日本時間の20時40分頃になると思われます。

*試合進行により早まることもありますのでご注意ください。

日本からはインターネットで視聴できますので、ぜひご覧ください。

どちらのURLでもご視聴できます。

http://www.amarintv.com/live-tv/
https://www.adintrend.com/hd/m/ch26