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2017年6月30日志朗ルンピニースタジアム勝利

  
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2017年6月30日志朗ルンピニースタジアム勝利
Photo & Text 早田寛 Hiroshi Soda
新日本キックを退会した志朗が、ルンピニースタジアムのスック・ギャットペットに参戦。
志朗は同協会を退会後は活動拠点タイに移し、タイでの所属ジムもギャットペットプロモーション(ジム)へと移籍。
今回はギャットペットプロモーションでの第2戦目となる。
志朗は今年3月の同プロモーション初陣のテレビマッチ参戦で「強打があって、後半戦でも強い」という好印象で判定勝ち。
この事もあり、今回の試合前レートも3-2で志朗有利と出ていた。
だが試合が始まるとヌアペットの前蹴りやミドルのキレの良さが目立ち、賭けレートも5-4ヌアペット有利へと傾いた。
志朗はローキック主体で、時おりボディーブローやワンツーの強打を決める。

4ラウンドに入り、ここで志朗の猛打が炸裂する。セコンド陣から「このラウンドは行け!」と言われた志朗は、
重いローとワンツーからのフックを決めると、ヌアペットのそれまでの手数も一気に減ってきた。
それまでのラウンドで、ヌアペットが食らい続けたローキックのダメージが、ここにきて表に出てきたのだ。
ここで賭けレートも一気に志朗有利2-1に開いたかと思うと、
志朗は、更にとどめを刺すべくパンチの強打からのローキックを多数決めた

するとヌアペットも大失速し、賭けも成立しないほどまで大差が付き、志朗の圧勝状態が成立。
最終5ランド、志朗はセコンドの指示通り前蹴りでヌアペットを退け判定勝利した
今回は、試合前半に動きが少なく一見相手ペースにのまれているのかと思いきや、4ラウンドに攻撃をまとめ形勢逆転させるところなどは見事だった
ギャンブラー陣営も、志朗が攻撃し始めるのを待っていたかのように、志朗の手数が増すと同時に賭けレートも一気に志朗寄りに傾かせることができた。

試合開始前から場内観衆を味方につけることは、ムエタイで判定勝ちするには重要なことであり、
今回の勝利で、志朗はまた新たな信用度を得ることができた。
今回下したヌアペットは、数々の舞台に上がってきた名のある選手。そのヌアペットに勝利し、次戦ではさらに強敵との対戦となる。

試合後志朗は「日本での所属がkick revolutionに変わってからの初戦を勝つ事が出来て良かったです!日本からの沢山の応援メッセージや激励が力になりました。
これからも本場タイで認めてもらえるように頑張ります!」と、勝利の喜びを語った。

 

 

2017年6月30日 ルンピニースタジアム スック・ギャットペット(志朗・Bewell) 第2試合 123P契約 シロー・ペットパヤタイ  VS ヌアペット・シットロムナオ (勝者:志朗 三者49-47)

 

 

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