キックボクサー志朗公式サイト

WINNERS2017 2nd 志朗がISKA世界王座初防衛戦に挑む

  
\ この記事を共有 /
WINNERS2017 2nd 志朗がISKA世界王座初防衛戦に挑む

3月25日(現地時間)、ムエタイ二大殿堂のひとつルンピニースタジアムにギャットペットジム所属の選手としての初陣を飾った志朗。5月14日には東京でISKA世界王座の初防衛戦が控えている。タイの一戦を振り返ってもらうとともに、初防衛戦についても語ってもらった。

ルンピニーでの一戦は正式に日程決まるまで二転三転した試合だった。志朗は「一度は18日に決まったけど」と話を切り出した。
「それから25日になってまた18日に戻った。17日に明日は計量と意気込んでいたから、会長から『俺が勘違いしていた。志朗の試合は25日だ』と言われました。これからまた1週間もミットを打つことを想像したらイヤになりました(苦笑)。その一方で1週間余分に長く練習できるからいいかなとも思いましたけど」
日本だったら考えられない話だが、試合日程が二転三転するのはタイでは当たり前。動揺するだけ損をする。いずれにせよ、志朗の試合はNOW26チャンネルで放送されることが決定していた。
日本では聞き慣れないチャンネルだけど?
「日本でいうと東京MXみたいな感じの地上波です。ギャットペット主催の興行をまずは9チャンネルで16時半から18時半までやって、それを引き継ぐ形でNOWの方で18時半からの試合を放送する」
意外にもこの大会では1万バーツ(約3万円)のKO賞も出るという。タイといえばシーソーゲームの末の判定決着が好まれると思っていたがなぜ?
「やっぱりテレビで放送しているから(視聴者の中には)KOを求めている人もいるんじゃないですか。NOWの放送は人気がありますよ」
対戦相手はダーオチュンドーイ・シットナヨックヒデット。パンチもあるオーソドックスのムエカオ(ヒザでの攻撃を得意とするタイプ)だ。トレーナーは志朗にローキック中心で攻め組み合わない作戦を出したが、いざ試合が始まるとダーオチュンドーイは全く自分から攻めてこなかった。ムカついて仕方がなかった。
自分が攻撃しても向こうは反撃してこないのでレフェリーがすごく怒っていました。こんなに攻めてこないタイ人と闘ったのは初めてですね」
頭に血が登った志朗にセコンドは冷静なアドバイスを送った。


「3Rからアイツは絶対に来るぞ」
案の定、ダーオチュンドーイは3Rから首相撲を仕掛けてきたが、セコンドの指示によって冷静さを取り戻した志朗はそれをうまく凌ぎラウンド終了間際には相手をこかすことに成功する。さらに4Rにはハイキックを決めて試合の流れを決定づけた。判定勝ちだ。
タイのテレビ中継で勝利をあげたことは大きい。全国のムエタイファンにその名を知らしめることができる。その勢いで志朗は『WINNERS2017 2nd』(5月14日、東京・後楽園ホール)でISKA世界ムエタイバンタム級王座の初防衛戦に臨む。
挑戦者はスペインのムエタイ王者のアドリアン・ロペス(スペイン)。2013年3月、バルセロナでプロデビューして以来、破竹の快進撃を続ける右のパンチャーだ。


「この選手のことは知っています。(昨年1月にISKA世界王座を争った)ダニエル・マックウォーンとやって負けているけど、その一戦はロペスにとって急なオファーだったという話を耳にしました。パンチの圧力が強いけど、レベルが違うところを見せたい」
あえてクライマックスとなるラウンドを予想するとしたら?
「3~4Rが理想ですね。いま練習している攻撃があるんですけど、それが決まればいい勝ち方ができると思います」
勝負の世界では追う者より追われる者の方がプレッシャーは強いといわれる。志朗はその重圧に打ち勝ち、世界王座初防衛を成し遂げることができるか。

TEXT:布施鋼治/KOJI FUSE

PHOTO:早田寛/HIROSHI SODA

 

Copyright©KICK BOXSER SHIRO,2024All Rights Reserved.